演出や余興にこだわりの少ないカップルは式場に好まれる?

結婚式に続いて行われるのが披露宴で、結婚における「メインイベント」と言っても過言ではありませんね。今日はこの披露宴の「時間」について色々書いていこうと思います。

さて、沖縄など独自の慣習がある場所を除き、披露宴時間は大体2時間30分ほどが平均のように思います。

この披露宴時間に、入場・ケーキカット・余興・スピーチ・キャンドルサービス・花束贈呈などの主要な演出が含まれるわけですが、実はプログラムを構成する上で「結婚式場が好むカップル」というものがあるのです。

結婚式場が好むカップルとは…

ズバリ「演出や余興にこだわりの少ないカップルです」

“こだわりが少ない”と言うと少々失礼な表現になりますが、要するにごく一般的な披露宴プログラムを結婚式場は好むということです。

背景には2回転する披露宴会場事情が…

気になる理由は後ほど解説するとして、まずは披露宴会場の事情を解説していきます。

どの結婚式場も繁忙期は披露宴会場を2回転させるのが通常です。例えば、11:00~13:30の披露宴と14:30~17:00の披露宴の2組を同じ披露宴会場で行うわけです。

当然、その間となる時間は前席の片づけと後席のセッティングを行う時間(業界用語で「どんでん*」と言います)となるのですが、前席が延長してしまうと後の披露宴のスタート時間に大きく影響します。

*「どんでん返し」に由来する業界用語。

披露宴が延長したとき、ロビーや挙式会場では後席の案内を間引くなどして時間を稼ぎ、披露宴会場では非接客部門のスタッフも動員して会場のセットを行うなど影響を最小限に収めようと努力します。

こう聞くと、影響するのは遅れて始まる後席のお客様だけのように感じますが、実は、司会者・カメラマンから料理のサービス要員に至るまですべてのスタッフに影響します。

例えば、司会者・カメラマンも一組だけ担当しているわけではなく、他のお客様との打ち合わせや、他の会場での本番が控えている場合がほとんどです。そのため、「前席が延長したことによって他のお客様との打ち合わせが遅れた」ということが実際に起こり得るのです。

一般的なプログラムだと延長する要素が少ない

このように披露宴が延長すると様々なところに影響するため、披露宴のプログラムが大切な要素となります。そして、披露宴時間を左右するのが演出・余興の組数や内容です。

例えば、一口に余興と言っても「カラオケ」と「手作り映像の上映」では大きく違います。これは所用時間もさることながら、余興中に料理のサービスができるか否かという点が大きなポイントになります。映像上映となると会場が暗くなりますし、スタッフがお客様の視界を遮ることから“サービスを中断する”ことがほとんどです。

実は、この料理サービス中断が披露宴が延長する理由の大きな要素となるため、式場(特にサービス部門)は余興や演出にこだわりの少ないカップルを好む傾向があり、特に前席(後に他のカップルの披露宴を控える)がある場合はそれが顕著と言えます。

とは言っても、最近流行の「フラッシュモブ」や「プロジェクションマッピング」と言った演出はサービスが完全に中断になり時間に追われる現実があるとは言え、そのクオリティの高さや「楽しんで欲しい」という思いがウェディングプランナーにあるのも確かですから、その狭間でプランニングをするのは正直大変なのです。

「演出や余興にこだわりの少ないカップルは式場に好まれる?」という点で言うと、”式場”と言うより”サービス部門”のほうがその意識は高いかもしれません。

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