ウェディングプランナーのインカム。気になる会話内容は?

今日は少し目線を変えてウェディングの現場について書いてみようと思います。

結婚式場に行くとスタッフは『インカム(無線機)』をつけていますよね。パッと見るとインカムをつけているウェディングプランナーがなんとなく格好よく見えたりまします。

余談ですが、私がいた式場でインカムが最初に導入されたときは「なんだかSPみたい!」と周囲が言っており恥ずかしさを感じていましたが、周囲の反応に関わりなくインカムをつけると背筋がピンッと伸びたものです。(”スイッチが入る”という感じですね)

ちなみにインカム自体は昔からあったのですが、携帯電話と同じで昔の機種は大型かつ高価だったこともあり式場には普及していなかったんですね。それが最近は小型軽量化されて、リースやレンタルなどで値段もお手頃になったことから多くの式場が導入しており、いまやウェディングプランナーには欠かせないアイテムになっています。

さて、そんなインカムですが、現場ではどのような会話がされているのでしょう?

少しだけ気になりませんか?

と言うわけで、普段はイヤホンをつけているので聞くことのできない会話の一端を紹介してみようと思います。

インカムのチャンネル運用は?

まず、インカムはフロント・挙式会場・披露宴会場・ビューティーサロンなどセクションに関係なく同じチャンネルを使用している場合と、フロントはAチャンネル、挙式会場はBチャンネルと言った具合にセクションごとにチャンネルを分割している場合にわかれます。

前者は式場全体の状況を把握するのに最適ですが、「Aテーブルにオレンジジュースをひとつお願いします!」と言った披露宴会場内だけで共有すればよい情報をやり取りするには不適です。

後者はその逆で、披露宴会場内のスタッフだけで共有すればよい情報をやり取りするには最適ですが、式場全体の動きを把握することはできません。

そのため、どのようなチャンネル割で運用するのかは式場ごとに異なりますが、ウェディングプランナーや各セクションの責任者は共通チャンネルのインカムを使用して、各セクションのスタッフは各セクションに割り当てられたチャンネルのインカムを使用するケースが多いように感じます。

会話はお客様の動向に関するものが圧倒的

では、会話の中身をみていきましょう。

実際やり取りされる会話の多くは、「○○・△△ご両家様、送迎バス到着しました。」「○○・△△ご両家様、挙式会場への移動は11時25分でお願いします。」「○○・△△ご両家様、写真撮影に入りましたので披露宴会場はお出迎えをお願いします。」「○○・△△ご両家様、披露宴は約10分押しで進行しています。」と言うような動向に関するものが圧倒的です。

他には「○○・△△ご両家様にご出席の□□様到着しました。披露宴会場にご案内します。」と言うような遅れてこられたお客様の情報や、「挙式の説明を行ないますので、新郎新婦様をチャペルに誘導してください。」など新郎新婦の動向に関する情報もやり取りされます。

トラブルやハプニングに関する情報も!

さて、インカムでやり取りされる情報の中にはトラブルやハプニングなど聞かれたくない会話が含まれることも多くあります。

例えば、サービス中の粗相・急病人・披露宴の延長・機械のトラブル・クレームなどです。

もちろん会話自体はイヤホンをつけているので聞かれることはないのですが、さすがに情報を発信する側が「クレームが出ました!」と言ってしまうと悟られてしまいますから、こう言った単語には隠語が用いられます。

隠語とは、よく「警察24時」のような番組で、犯人のことを「まるひ」と呼んだり、暴走族を「まるそう」と無線で言っている光景を見たことがありますよね。このような仲間の間だけで通じる用語のことで、式場でも隠語が用いられています。

正直、式場における隠語は事業者ごとに設定している(していないところもある)ので警察用語のように共通化していないのですが、一番スタンダードなのは前席が終わり後席のセッティングをしている「どんでん」(どんでん返しに由来)と呼ばれる隠語です。

このようにインカムを通じて様々な情報が各セクションに共有されることから、お客様がどこにいてもスマートな案内を提供することが可能になるわけですし、不測の事態にでも迅速に対応することが可能になるわけです。

ただ、会話内容は現実的な部分が多いのであまり聞き耳を立てないほうがいいかもしれないですね。もちろん、インカムをつけている側が声量や内容に注意したほうが良いのは言うまでもありません。

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