ディズニーのBGMを披露宴で選曲するときに注意しておきたいこと

披露宴を際立たせるのが音楽です。

多くの方は「入場は最新J-POP、キャンドルサービスは洋楽のダンスシーンミュージック…」のように多彩なジャンルから選曲されるのですが、中には「このテーマで音楽を統一したい!」と言う方も見えます。

その中でも根強い人気の楽曲が『ディズニーミュージック』です。

「アラジン」「美女と野獣」「アナと雪の女王」をはじめとするディズニー映画、ディズニーランド・ディズニーシーに代表される東京ディズニーリゾートの影響もあって、ディズニーミュージックが選曲される機会は非常に多いのが実情です。

楽曲自体はどれも素晴らしいのですが、ウェディングのプロの目からみると”惜しい”選曲をされている方もみえますので、今回はディズニー音楽を使う時に押さえておきたいことについて書いていこうと思います。

似た雰囲気の曲は連続した場面で使わない

ディズニーミュージックの中で一番選曲回数が多いのがバラードです。

その中でも選曲回数が多いのが、A Whole New World(アラジン)とBeauty and the Beast(美女と野獣)です。

どちらもアカデミー歌曲賞を受賞した素晴らしいバラードなのですが、よく聞いてみると曲の雰囲気がとても似ているんですね。

と言うのも、アラジンと美女と野獣の音楽を手掛けたのはアラン・メンケン(Alan Menken 1949年-)と言うアメリカの作曲者なんです。(「作曲者が同一だから雰囲気が似ている」と言うものでもないかもしれませんが…)

例えば、キャンドルサービスを「A Whole New World」、そこから連続して行なわれるウェディングキャンドルを「Beauty and the Beast」に選曲する方も非常に多いのですが、正直、この選曲おすすめはしません。

曲自体は非常にいいのですが、聞いている側(ゲスト)としては雰囲気が似ていて変わり映えがしないのです。

そのため、せっかくの演出や曲も印象も弱くなりますので、似た雰囲気の楽曲は連続した場面を避けるのがおすすめです。

テーマソングは目立つ場面で使おう!

以前、「あの名曲は披露宴で使ってはいけない音楽だった!? 意外に知られていないNG楽曲とは?」の中で…

重要度を映画で例えると、素晴らしい映画にはメインとなるテーマソングがあり、さらに、それぞれのシーンを際立たせるBGMが絶妙なタイミングで挿入されることにより人々に想像を超えた感動を与えてくれます。実は、結婚式や披露宴の音楽もそれと同じことが言えるわけです。

と言うことを書いたのですが、人の印象に残るのはボーカル(特にメインソングやエンディングソング)の楽曲です。

そのため、例えばウェルカムパーティーやガーデンパーティーなどでよく聞いたことのあるボーカル楽曲を使いすぎると、入場やケーキカットなどのシーンで使うボーカル楽曲の印象が薄れてしまうことがあります。

これはディズニーランドやシーのレストランでも似たようなことが言えますね。

食事や歓談を楽しむレストランではさりげないインスト(歌なし)楽曲や、歌入りの曲でもメインテーマではないサントラやカントリーミュージックが使われたりします。

披露宴も同じようなことが言えます。食事や歓談を楽しむ場面ではテーマソングなどの目立つ楽曲は避け、入場・ケーキカットなど注目を集める場面に使うのが効果的と言えるでしょう。

カバー楽曲を効果的に使おう!

ディズニーミュージックはその人気から多くアーティストがカバーしています。

原曲をそのまま使うのも良いですが、カバー楽曲を使うのも一味違ったエッセンスを加えることができますよ。

例えば、先程登場した「A Whole New World」ですが、2009年には東方神起がアルバム「Mellow Disney “A Whole New World”」でカバーしています。

また、2007年に日本人アーティストがカバーした楽曲ですっかり定着しているのが「Part of Your World(Q;indivi)」です。

映画「リトルマーメイド」で使用されているこの曲を、透き通るような美声とハイセンスなリズム感でカバーし女性からの支持を集めています。恐らく、このカバー曲を聞くと「あぁ、この曲ね」と思われる方が多いでしょう。

(Youtubeで「Part of Your World」「Q;indivi」と検索すると出てきますよ。ちなみに、曲からは想像できないかもしれませんが日本人です。)

同じディズニーの曲でもアレンジやアーティストが異なるだけで曲の雰囲気が大きく異なり使用する場面も広がります。また、多くの披露宴でディズニーミュージックが使われていますので”差別化”を図ることも可能です。

「披露宴で流れたあの曲って誰がカバーしているの?」

なんて友人から尋ねられると嬉しいですよね。

まとめ

ディズニーミュージックはどれも有名で人気が高いため、選曲を間違えると”個性が競合”してしまい効果が薄れることもあります。

しかし、カバー楽曲やサントラも併用し”メリハリ”を持たせることによって、素晴らしいディズニーの楽曲をさらに引き立てることも可能です。

何気なく耳にしている披露宴のBGMですが、ウェディングプランナーや音響オペレーターはここまで戦略や構想を練っているものなんですよ。

参考になりそうなディズニー楽曲10選

タイトル画像解説
Part of Your World(Q;indivi)映画「リトルマーメイド」でおなじみの「Part of Your World」を透明感あるボーカルでキュートにカバーした「Q;indivi(キューインディビ)」の楽曲。2007年に登場した楽曲ですが、その美声からブライダルシーンでは根強い人気を誇ります。ちなみにカバーしているのは日本人ですよ。
A Whole New World1992年に公開された映画「アラジン」でおなじみの「A Whole New World」 ディズニー初の全米総合チャート首位を獲得したこのバラードは、20年以上経過した今日も色褪せることなくブライダルシーンの多くで使われている定番の楽曲と言えます。
Beauty and the Beast映画「美女と野獣」でおなじみの「Beauty and the Beast」は、アラジンのホール・ニュー・ワールドと並んでディズニーのバラード曲として有名です。
Let It Goレリゴー"でおなじみの「Let It Go」 一大ブームを巻き起こした映画「アナと雪の女王」で使用されたこの楽曲は「アラジン」「美女と野獣」と並んで選曲される機会が一気に増えました。
May J. Sings Disney映画「アナと雪の女王」のエンドソングを担当したMay.Jさんがディズイーソングをカバーしたアルバム。特に映画「ムーラン」で使用された「リフレクション」は"和モダン"のイメージにぴったりの名曲です。
東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード東京ディズニーランドでおなじみのエレクトリカルパレード。一度は耳にしたことのあるこの曲は小さな子供にも人気です。
Circle of lifeエルトン・ジョンが作曲した映画「ライオンキング」でおなじみの「Can you feel the love tonight」 アラジン・美女と野獣と並ぶバラード曲として人気です。
東京ディズニーシー アクアスフィア東京ディズニーシーのモニュメント「アクアスフィア」の広場で流れているテーマミュージックです。迎賓などさりげない部分で使用することによりディズニーの気分を高めてくれます。
藤井フミヤ Go the Distance映画「ヘラクレス」のテーマソング「Go the Distance」を藤井フミヤさんがカバーしています。ディズニーのカバー曲は女性ボーカルが中心なだけに際立つ存在です。
スティッチディズニーの人気キャラクタースティッチで登場するハワイアン音楽の「アロハ・エ・コモ・マイ」 陽気で楽しい雰囲気のこの曲はガーデンパーティーでチョイスされることも多いですね。

※リンク情報は2016年4月現在のものです。

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